福岡県大牟田市西港町二丁目十三番地に所在する三井港倶楽部は、三池港の開港に合わせ明治41年(一九○八年)に建造された木造洋館です。表面に木骨を見せるハーフチンバー様式の美しい姿は、多くの人を魅了してきました。ところが、その港倶楽部が、平成16年12月25日を最後に閉館されることになりました。しかも、売却先が決まらず、この先どうなるか分からない状況であるとうかがっております。
そこで、私たちは、以下のとおり要望します。
福岡県大牟田市不知火町 二‐八‐四
三井鉱山株式会社 代表取締役 山保太郎 殿
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三井港倶楽部は、わが国最大規模を誇った三池炭鉱が生み育んだ文化遺産であり、
三池炭鉱のシンボルです。
結婚式場やレストランとして市民の「晴れの日」を演出してきた瀟洒な建物であり、市民の愛着が深く、
市民の誇りであります。
一.三井鉱山株式会社におかれては、三井港倶楽部を保存と活用のため、無償で提供してください。
一.大牟田市におかれては、三井港倶楽部を保存し、地域の歴史的文化施設として、市民のために活用してください。
大牟田・荒尾 炭鉱のまちファンクラブ
理事長 中野浩志
平成十七 年 一 月 日
大牟田市長 古賀道雄 殿
なお、署名された個人情報は原則として第三者に開示・提供せず、保存署名の 目的以外には利用しません。