三池炭鉱の閉山10年の節目を前に、NPO法人 大牟田・荒尾炭鉱のまちファンクラブは、文化庁より「18年度 NPOによる文化財建造物活用モデル事業」の委嘱を受けました。事業名は「三池炭鉱ほりだしものがたり〜協力と連携のプラットホームづくりin万田坑」です。
この事業では、多くの方々に炭鉱の遺産の魅力と価値を知っていただく機会を設け、保存活用の理解者・協力者の輪を広げながら、炭鉱遺産の活用を進めるために、次の内容に取り組みます。
(1) 講座「三池炭鉱閉山10周年 ほりだしものがたり」 ○ タクシー運転手むけ産業観光講座 日程:未定 会場:万田炭鉱館 ○ 公開講座「三池炭鉱が世界遺産になるって、ホント!?(仮称)」 日程:12月9日(土) 会場:荒尾総合文化センター 講師:三浦卓也(マヌ都市建築研究所)、東川隆太郎(NPO法人かごしま探検の会)他 ○ 連続講座「ほりだし講座」(3回) 日程:12月〜2月 会場:万田炭鉱館 (2) 小中学校教諭のためのワークショップ ○万田坑、宮原坑、三池港の見学と近代化遺産を授業に生かすためのワークショップ 日程:11月25日(土) 会場:万田炭鉱館 講師:寺本潔(愛知教育大学教育学部教授) (3) 万田坑・山の神コンサート((社)熊本県建築士会あらたま支部との共催) ○万田坑を舞台にした野外コンサート(ポスター) 日時:11月5日(日) 13:00開場 13:30開演 16:00終演 会場:万田坑 特設会場 出演:中〜大学生ジャズバンド「チェリーメイツ」(鹿児島市) コーラス「桜ゆりかご会」(荒尾市) 「専修大学玉名高校吹奏楽部」(玉名市) 「大牟田高校吹奏楽部」(大牟田市) 入場料:前売 1,000円、当日 1,200円 高校生以下無料「NPOによる文化財建造物活用モデル事業」は、文化財建造物の多様な魅力を引き出し、豊かな社会生活を実現するための社会資本として文化財を活用する取組みを推進することを目的として、文化財建造物が持つ様々な魅力を効果的に創出、演出する活動を、NPOからの企画提案に基づき、文化庁が委嘱して実施するものです。NPOと文化財所有者とが協議を行いながら企画・実施し、文化庁も実施にあたっての技術的助言を行います。これは今年度より始められたもので、全国から67件の応募があり、最終的に9件が採択されました。